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移動平均線とは | 種類と特徴・エントリー方法を分かりやすく解説
こんにちは!kojirouです!
- 移動平均線とはなに?
- 移動平均線の特徴は?
- どうやって使うの?
- 移動平均線でエントリー方法は?
などの疑問を解決します。
移動平均線は現在のレートを含んだ「平均値を視覚的に判断しやすくするインジケーター」です。トレードをする上でほとんどのトレーダーが表示させています。
とはいえ移動平均線の特性や使い方をあまり知らずにただ表示させて、エントリーしているだけではまったく意味がありません。
この記事では移動平均線の特徴や使い方、さらには有効なエントリー方法まで詳しく解説しています。
本記事を読めば移動平均線を使ってエントリーが可能になるなど、ますます環境認識スキルが高まること間違いなしです。
移動平均線とは
移動平均線とは現在のレートを含む一定の期間の平均値を折れ線グラフで表したものです。
移動平均線は主にトレンドの方向性を視覚的に判断できるテクニカル分析です。
移動平均線が上向きなら上昇トレンド
横ばいならレンジ。
下向きなら下降トレンドです。
移動平均線の種類
移動平均線は主に3種類ありそれぞれ特徴が異なります。
- 単純移動平均線(SMA)
- 加重移動平均線(WMA)
- 指数平滑移動平均線(EMA)
単純移動平均線(SMAまたはMA)
単純移動平均線はSMAやMAと呼ばれます。一般的に移動平均線とはこのSMAを指します。SMAはSimple Moving Averageの略でその名の通り、シンプルで分かりやすい計算方法からなっています。
SMAの計算方法
SMAの計算方式は下記のnに表示したいSMAの期間を入れ算出します。
- 計算式
-
直近の終値+1本前の終値+2本前の終値+3本前の終値・・・(nー1)本前の終値)÷n
- 20期間のSMAなら
-
直近の終値+1本前の終値+2本前の終値+3本前の終値・・・19本前の終値)÷20
SMAの特徴
一番シンプルに平均値を表した移動平均線です。期間の平均の為、急なレート変動があると反応が遅れる傾向にあります。
加重移動平均線(WMA)
加重移動平均線とはWMAと呼ばれます。WMAはWeighted Moving Averageの略でSMAは直近の終値もn期間のn日前の終値も平等に扱うのに対してWMAはよりその名の通り直近の終値に重点をおいて計算されます。
WMAの計算方法
WMAの計算方式はnに表示したいWMAの期間を入れ算出します。
- 計算式
-
(直近の終値×n)+{前日の終値×(n-1)}+{前々日の終値×(n-2)}+
・・・+{(n-2)日前の終値×2}+(n-1)日前の終値]÷{(n+(n-1)+(n-2)+・・・+2+1)} - 20期間のWMAなら
-
(直近の終値×20)+(前日の終値×19)+(前々日の終値×18)+(3日前の終値×17)
・・・+(18日前の終値×2)+(19日前の終値)÷(20+19+18+・・・+2+1)
WMAの特徴
直近の終値に比重がある為、SMAと比べて値動きに素早く反応する性質があります。ただ直近の終値を重視している事から平均値という内容からは少し外れてしまいます。
指数平滑移動平均線(EMA)
指数平滑移動平均線とはEMAと呼ばれます。EMAはExponential Moving Averageの略で、SMAと違い直近の終値に比重を置いて算出するのでWMAと同類の移動平均線と言えます。
EMAの計算方法
EMAの計算方法はnに表示したいEMAの期間を入れ算出します
- 計算式
-
(直近の終値+1本前の終値+2本前の終値+3本前の終値・・・(nー1)本前の終値)÷n
- 2日目以降は
-
前日EMA+平滑化定数α×(当日終値-前日EMA) ※平滑化定数α=2÷(n+1)
EMAの特徴
計算に関してはかなり複雑になりますが、特徴はWMAと同様に直近の終値に比重が置かれている事から市場の変化を早く示すことができます。WMAと同様に直近に比重がある為平均値という内容からは少し外れてしまいます。
移動平均線の使い方
移動平均線はレートの平均値だという事は理解できたかと思います。ただ移動平均線の平均値の期間を決めていなければ意味がありません。
僕のトレード方法は「3本の異なる期間の移動平均線を表示させる手法」を使っています。優位性がめちゃくちゃ高い手法なので興味がある方は下記からレポートを受け取ってください。
本記事では一般的な表示期間を記載しておきますね。
スキャルピング
- 短期:5・10
- 中期:15・20
デイトレード
- 短期:10~20
- 中期:50~70
- 長期:100~120
スイングトレード
- 短期:10~20
- 中期:50~75
- 長期:100~200
移動平均線の期間の意味
移動平均線の短期・中期・長期の3本を表示させる理由は単純に設定した期間のトレンドはどちらの方向かを表しています。
- 青:短期移動平均線
- 赤:中期移動平均線
- 黄:長期移動平均線
図で説明すると短期・中期・長期的に上・下どちらに優位性があるかが分かります。
一番始めの短期移動平均線が中期移動平均線を下抜けた後は、最後の短期移動平均線が中期移動平均線を上抜けるポイントまでレートはずっと下です。しかも印のあるすべてのポイントで中期移動平均線がレートを抑えるように反転しています。
反対に短期移動平均線が中期移動平均線を上抜けた後はずっと中期移動平均線の上にレートはあります。
この様に移動平均線を利用することで今は売りのエリアなのか買いのエリアなのか一目で分かるメリットがあります。
移動平均線を使ったエントリー方法
移動平均線を使ったエントリー方法には以下のパターンがあります。
✔エントリーパターン3選
- ゴールデンクロス
- デッドクロス
- グランビルの法則
ゴールデンクロス
ゴールデンクロス=上昇トレンドです。短期移動平均線が中・長期移動平均線を下から上に突き抜ける事を言います。
特に上のチャートの様に長期・中期・短期の移動平均線がすべて同じ方向を向いている事をパーフェクトオーダーといいます。トレンドが非常に強い状態に表れます。
デッドクロス
ゴールデンクロスとは逆で下降トレンドに表れます。短期移動平均線が中・長期移動平均線を上から下に突き抜ける事を言います。パーフェクトオーダーの概念は同じです。
グランビルの法則
黒の線が実際のチャートだとする時の移動平均線の位置でエントリーする方法です。
グランビルの法則とは
チャート分析家ジョゼフ・E・グランビル氏が考案した「買い4通り・売り4通りの8つの法則」の事を言います。
実際のエントリーポイントは
- 移動平均線が上向きでレートが下から上に突き抜けたポイント
- 移動平均線が上向きでレートが一旦下抜け再度上抜けたポイント
- 移動平均線が上向きでレートは下げるが下抜ける事なく上昇するポイント
- レートが移動平均線を下に大きく乖離したポイント
- 移動平均線が下向きでレートが上から下に突き抜けたポイント
- 移動平均線が下向きでレートが一旦上抜け再度下抜けたポイント
- 移動平均線が下向きのでレートは上げるが上抜ける事なく下降するポイント
- レートが移動平均線を上に大きく乖離したポイント
注意点としてトレンドフォローを徹底するのであれば、④と⑧は逆張り的なエントリーになるのでおすすめはしません。
まとめ:トレンドフォローに必須のテクニカル分析
移動平均線は環境認識する上でダウ理論と一緒に確認すると、よりトレンド方向を把握しやすくなります。
また移動平均線を用いてのエントリーなどの一つのエントリーの根拠にもなりえます。
とはいえ「200MAにタッチしたから売りだ」「100MAに近づいてきたから反転する」だけの根拠でエントリーすると負ける可能性が高いエントリー方法で。
移動平均線はあくまで「トレンドを把握するテクニカル」と認識し、補助的な使い方をおすすめします。
ここまでで「ダウ理論」「水平線」「環境認識」「移動平均線」と学んできましたね。
次はいよいよ初心者トレーダーから脱却する内容「マルチタイムフレーム分析」です。
がんがん行動して自力で稼げる裁量トレーダーに近づきましょう!
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